原価計算が必要な検定は、日本商工会議所および地方商工会議所が主催する日商簿記があり、そこに難易度の一番低い原価計算初級試験から一番高い日商簿記検定試験1級があります。これらの検定は高度な資格試験で、特に中小企業や出張訪問型サービスを提供する事業者にとって重要な試験です。日商簿記を勉強することでビジネススキルや個人の財務管理能力、信頼性を向上させることができます。ここからは日商簿記の各級の概要を紹介します。
日商簿記検定の各級の概要
日商簿記には、
簿記初級試験
原価計算論初級試験
簿記試験1級~3級
があります。
簿記初級試験 | 原価計算初級試験 | |
試験日程 | 各試験会場が決定 | 各試験会場が決定 |
試験方法 | 会場でのネット方式 | 会場でのネット方式 |
試験内容 | 簿記の基礎知識 | 原価計算の基本 |
受験料 | 2,200円 | 2,200円 |
試験時間 | 40分 | 40分 |
合格基準 | 70点以上 | 70点以上 |
簿記1級 | 簿記2級 | 簿記3級 | |
試験種類 | 統一試験 | 統一試験、団体試験、ネット試験 | 統一試験、団体試験、ネット試験 |
試験日程 | 6/9,11/17 | 6/9,11/17,2/23※ | 6/9,11/17,2/23※ |
試験方法 | 会場でのペーパー方式(統一試験) | 会場でのペーパー方式(統一試験、団体)、会場でのネット方式(ネット試験) | 会場でのペーパー方式(統一試験、団体)、会場でのネット方式(ネット試験) |
試験内容 | 商業簿記、工業簿記 | 商業簿記、工業簿記 | 商業簿記 |
受験料 | 8,800円 | 5,500円 | 3,300円 |
試験時間 | 180分 | 90分 | 60分 |
合格基準 | 70%以上 | 70%以上 | 70%以上 |
※団体試験は団体ごとネット試験は各会場ごとが決定 |
上の表はそれぞれの級の受験料や試験時間などです。日本商工会議所の簿記検定のホームページを参考にしています。試験方法は、方法簿記初級試験と原価計算初級試験は各試験会場に行き、ネットで受ける方式。簿記の2級と3級はネットで受ける方式かペーパーで受ける方式です。簿記1級は会場でのペーパーで受ける方式だけになります。試験時間や受験料も違うため、しっかり確認して試験に臨みましょう。ここからは学習範囲や試験内容を記載しています。
簿記初級試験
簿記初級は短期間で簿記を勉強する人のための目標づくりという目的で作られた試験で、簿記の基本用語や簿記の仕組みを理解することが目標です。簿記初級を学ぶことで簿記の基本的なルールを知り、記録のルールや税金の処理を身につけることができます。経理の担当者だけでなく様々な人をターゲットとしているため決算処理の学習が含まれていません。そのため会計を管理をしたいと思っている方は簿記初級ではなく3級から学ぶことをおすすめします。ネット試験のため学習の進捗に合わせて試験を実施できるのが特徴です。
原価計算初級試験
原価計算初級試験は原価計算初学者向けの入門級の試験で、製品やサービスの原価と売り上げを正確に把握する力を測るために作られました。これらの力は生産性向上につながります。学習内容としては原価計算の基本用語を知り、原価と利益の関係を分析、理解することです。
3級
3級は個人店や小規模企業の簿記処理を理解し、実務に生かすことを目的としていて、経理業務の基本的な理解を深めるためのスタートラインです。3級を学ぶと、必須の基礎知識を理解できます。また購買活動や販売活動などの外部との取引を記録、計算し、外部の関係者に正確な報告を行うことが可能になります。試験科目は商業簿記で学習内容は、基本的な仕訳や収支管理、簿記の記帳、試算表の作成、決算手続きなどがあります。簿記初級と違うところはいくつもありますが、大きく違うところは、決算処理を学ぶという点です。実際に会計管理をしていくには決算処理が必要になるため個人事業主で会計を管理しようと思っている方は3級から学ぶのがおすすめです。
2級
2級は中級レベルの経理業務全般の知識を学び、企業の経理担当者や会計事務所のスタッフにとって必要なスキルを身につける試験です。試験科目は商業簿記と工業簿記です。商業簿記は3級と同じで、外部の関係者に適切に購買活動、販売活動の報告をするものに対して、工業簿記は内部のためのものです。製品、サービス別に材料費や人件費などの費用を記録し計算する作業で経営管理に必須です。学習内容としては複雑な仕訳や財務諸表の作成、原価の計算、財務データの分析と経営判断などがあります。
1級
1級は簿記検定の最上位級で、専門的な知識と高度なスキルを必要としていて、企業の財務状況を総合的に理解し、経営判断を支援するための高度な会計技術を学びます。試験科目は2級と同じですが、会計基準や会社法、財務諸表等規則などの法規を踏まえて経営管理や経営分析を行う必要があります。学習内容としては、2級のものに加え、会計の基本原則と基準やキャッシュフロー計算書の作成と分析、税務処理、様々な原価計算などがあります。
各級の簿記検定の試験範囲は、初級から上級へと段階的に広がり、より高度で専門的な知識が求められます。個人事業主で日常的な会計を管理したいという方は3級を学ぶことで必要な作業は行えるようになります。そこから分析をしたりより多くの方法を知ることは2級を学ぶことで可能になります。1級は公認会計士や税理士になる方が受けるため、専門的に会計をやりたいという方以外は学んで得られるメリットは少ないです。
資格取得のメリット
資格を取得することで試験に受かったという証明になり様々な場所でその価値を利用することができます。しかしそれだけでなく、学んだことを実際に生かしていくことが大切です。簿記、会計の知識を得ることで適切な報告が可能になります。また現在の自社の状況を把握し分析できるため、コストの管理や削減に大きく役立ちます。
コスト管理・削減
出張訪問型サービス業では、移動費や作業時間など様々なコストが発生します。これらのコストを正確に把握し、適切な価格設定を行うことが継続的な会社作りに必要です。会計を正しく行うことで、効率的なコスト管理が可能となります。また原価計算通じて各サービスの原価を把握することで無駄を見つけ、最適な対策をとることができるためコストの削減にもつながります。
まとめ
原価計算が必要な検定は日本商工会議所が主催する原価計算試験や日商簿記1級~3級があります。原価計算試験は原価計算だけの試験で比較的容易となっていますが、日商簿記は簿記に関する様々な知識が必要になります。検定に受かることでその分野を学んだ証明になるだけでなく、多くの知識を実際に活用していくことができます。そうすることで、コスト管理や削減に役立ちます。検定は級が上がれば上がるほど必要な勉強時間も多くなるため、自分に必要か、と時間がどれくらいかかりそうかのタイムパフォーマンスで学習するかどうか決めるのがおすすめです。
センキャクは、現場が本当に必要としている機能が揃った、現場作業の効率化アプリです。中小企業の抱える課題を解決するために、現場作業のデジタル化を支援します。
50種類以上の
業種に対応
ハウスクリーニング・電気工事・害虫駆除・造園剪定など、50種類以上の業種に対応しています。様々な業種の現場作業を効率化します。
アプリひとつで
すべて完結
案件や顧客の管理からスタッフの管理まで、すべての管理業務がセンキャクアプリひとつで完結します。業務の完了報告や事前の情報共有もスムーズに行えるため、案件ごとの状況把握が効率的にできます。
センキャクの機能一覧を見る
いつでも、どこでも、
誰にでも使える
センキャクは、現場での使いやすさを何より大事にしています。現場間の移動や作業の合間の確認作業、日程調整など、場所にとらわれず、誰でもストレスなく直感的に操作可能です。




