ハチ駆除作業の危険性と道具の重要性
夏から秋にかけてハチの活動が活発化するため、これからは繁忙期に入ることが予想されます。この時期にはハチの巣が大きくなり、駆除が必要とされるケースが増えます。4月~5月はまだハチの活動が活発ではないので、巣のサイズも大きくなく作業がしやすいでしょう。しかし、ハチ駆除は危険を伴う作業となるので、安全かつ効果的に行うためには適切な道具と装備が欠かせません。この記事では、ハチ駆除に必要な道具とその使い方について解説します。道具選びに悩んでる方、プロがどのような道具を使っているのか興味がある方は参考にしてください。
ハチの種類と巣の作られる場所
ハチにはさまざまな種類がありますが、中でもススメバチとアシナガバチは日本でよく見られる種類です。ハチ駆除に使う道具もハチの種類や大きさ、場所によってそれぞれ異なるのでそれぞれの特徴や駆除で注意すべき点について見ていきましょう。
スズメバチ
スズメバチは凶暴で危険度が高いハチであり、体長は約2センチほどです。胴体が黄色で、頭部には黒い縞模様があります。主に木の隙間や廂の下、出窓の下、手袋の中など地上から1.6m以上の場所に巣を作り、集団で生活します。スズメバチの巣は初期段階では、フラスコを逆さにした形をしていますが、成長するにつれて丸いボール型に変化します。特徴的なマーブル模様が見られ、中には数百匹もの個体が生息することもあります。そのため、駆除作業には特に注意が必要です。刺されると痛みが強く、アレルギー反応を引き起こす場合もあります。
アシナガバチ
アシナガバチはスズメバチほど攻撃性はなく、細みで足が長いため特徴的なフォルムをしています。アシナガバチはスズメバチに襲われることを恐れているため、外から目につかないような場所に巣を作ることが多く、地中の巣があった場合踏んでしまうと攻撃されることがあります。刺されると痛みや腫れだけでなく、アレルギー反応を引き起こす場合もあるので、スズメバチ同様作業を行う際には注意をしましょう。
ハチ駆除作業に必要な道具
防護服
防護服はハチ駆除作業中に身を守るための重要な装備です。通気性のある素材で作られており、全身を覆うデザインになっています。特に、ハチが頭部や首に攻撃してくる場合があるため、フード付きのものや首元がしっかりと密閉されているものが適しています。また、明るい色の服が好まれます。これは、暗い色の服はハチにとって襲いやすいとされているためです。
手袋
防護手袋は手をハチの刺針から保護するための重要なアイテムです。厚手の革製の手袋が一般的であり、ハチに刺されるリスクを軽減します。また、滑りにくい素材で作られたものを選ぶことで、作業中の安定性も確保できます。
保護メガネ
保護メガネは、ハチ駆除作業中に目を保護するために用いられます。ハチが飛来した際に目に直接刺されることを防ぐため、しっかりとフィットし、側面からも保護するようなデザインが求められます。また、曇り止め機能が付いているものが好まれ、作業中の視界を確保します。
ハチ駆除剤
業者の方は一般的に売られているハチ駆除スプレーではなく、ハチダウンなどの業務用のハチ専用駆除剤を使うことが多いです。一般のものと比べて最大飛距離が長く正確に噴射することができます。成分としては、ピレスロイド系の薬剤が使われていることがほとんどで、即効性と致死性に優れています。使用方法を確認し、適切に使いましょう。
駆除剤延長ノズル
市販の業務用ハチ駆除剤に付属の専用のノズルを取り付けることによって、離れた場所からハチの巣を駆除することができます。たとえば、ハチダウンに取り付ける事が出来る最大2.6m伸びるハチローFHはとても軽量で誰でも簡単に作業できます。また、手の届かない木や屋根などの高所にあるハチの巣に離れた場所から安全にアプローチすることできるため、危険な高所作業でのハチ駆除に抜群の効果を発揮します。
忌避剤
巣を撤去した後に駆除の際に巣にいなかったハチや、駆除しきれなかったハチが戻ってくる戻りハチという現象を防ぐために、ハチの駆除が終わった際に使用されます。市販の巣作り阻止成分の入った忌避剤を巣の周辺に噴射したり業務用のものを噴霧器で散布することが多いです。
塩素系洗剤
巣を駆除した後に巣のあった場所をきれいにするために使われることが多いです。モルタルやコンクリートに作られた巣はこびりついて取れにくいためよく洗剤が使われます。現場を綺麗にして作業を終えることは。お客様にも喜ばれ満足度の向上につながります。
消毒用品
ハチに刺された場合の応急処置として、消毒液や軟膏などを用意しておきましょう。
ハチ駆除の手順
ハチ駆除作業は以下の手順に従って行います。まず、巣の特定から始め、適切な道具を使いながら慎重に駆除作業を進めます。最後に、周囲の清掃と消毒を行い、再発を防止します。
安全確保
ハチの巣がある場所周辺を封鎖し、他人が近づかないようにします。また、危険な場所で駆除作業を行う場合は防護服、手袋、メガネなどの安全装備を確認しましょう。ハチ駆除作業を行う際には、十分な量の駆除剤を用意することが重要です。作業中に駆除剤が不足すると、刺激を受けたハチが興奮して飛び回り、作業が中断される恐れがあります。そのため、駆除剤はかならず余裕をもって用意しましょう。
巣の特定
ハチの巣を駆除するためには、まず巣の位置を特定する必要があります。この際には、巣の形状や大きさ、場所などを詳細に見ながら、巣の特徴・ハチの種類を把握します。また、巣がある場所の周辺環境やアクセス経路なども考慮し、駆除作業の計画を立てます。
駆除作業
駆除作業は、ハチ駆除剤を使用して巣に直接吹き付けることから始まります。しかし、これだけではなく、ハチの巣の種類や配置に応じて適切な駆除方法を選択することが重要です。たとえば、屋内に巣がある場合には、駆除剤を使わずに巣を取り外す作業が必要となります。また、高所にある巣の場合にははしごやロープを使用して作業を行い、慎重に駆除をします。
巣の撤去
ハチが駆除された後は、巣を完全に撤去します。残った巣は他のハチが引き寄せられる原因となるため、根こそぎ取り除くことが重要です。また、巣の撤去作業中には、周囲の環境や作業者の安全に十分注意し、慎重に作業を進めます。
清掃と消毒
駆除作業が終了したら、周囲の清掃と消毒を行います。まず、作業エリアを十分に清掃し、残留した駆除剤やハチの死骸を取り除きます。次に、消毒液を使用して作業エリアを消毒し、再発を防止します。この段階では、周囲の人々や動物の安全を確保するためにも注意が必要です。
道具の購入先
お近くのホームセンターの害虫駆除コーナーやなどでも購入することができますが、プロ用のハチ駆除剤や防護服などを購入されたい方はモノタロウやハチ駆除専用のECサイトなどを利用するとより専門的なものを購入することができるでしょう。
まとめ
この記事では、ハチ駆除に必要な道具とその使い方について解説しました。道具選びに悩んでる方、プロがどのような道具を使っているのか興味がある方の参考になれば幸いです。ハチの種類や作業の方法によって、適切な道具を使うことは作業の安全性を高めるために必要となるので、しっかりとそれぞれの道具について理解しましょう。
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