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内装業の職種と仕事内容ってどんなものがあるの?資格情報も徹底解説!

公開日

2023/05/10

更新日

2023/08/02

内装業とは、建物の室内を快適な居住空間にするために、床、天井・壁などの内装の仕上げを行う業種です。デザインに関しては、内装業の業務範囲外であり、室内の仕上げ工事やリフォームに重点を置いています。この記事では、内装業について基本的な情報や職種に関する知識、内装業になるために必要な資格やスキル、将来性などを解説していきます。これから内装業で開業を検討している方や、内装業に関心がある方にとって、有益な情報が得られることでしょう。

内装業の職種と仕事内容

内装業では、さまざまな職種が存在し、それぞれの専門分野で建物の室内空間を快適で機能的なものに仕上げることを目指しています。以下に、内装業の主な職種とその仕事内容をご紹介します。

床仕上げ工

床仕上げ工は、建物の室内の床面を仕上げる専門職です。フローリング、カーペット、タイル、ビニール床など、さまざまな床材を選定し、施工します。床材の選定は、空間の用途やデザインコンセプト、耐久性、コストなどを考慮して行われます。また、床の下地を整えたり、断熱・防音・防水材の施工なども行います。

鋼製下地組立工

鋼製下地組立工は、建物の内装における鋼製下地(鉄骨)の組み立てを行う専門職です。内装工事においては、天井や壁に鋼製下地を設置し、その上にボードやクロスなどの仕上げ材を取り付けます。鋼製下地は、建物内の構造体に取り付けられ、耐震性や耐荷重性を向上させる役割があります。鋼製下地組立工は、正確な寸法や角度で下地を組み立て、内装工事がスムーズに進むようにすることが求められます。

ボード張り工

ボード張り工は、建物の内装において、壁や天井にボードを張る専門職です。主にジプサムボードや石膏ボード、プラスターボードなどが使用されます。ボード張り工は、鋼製下地にボードを取り付け、継ぎ目を埋める作業を行います。ボードは、防火性や防音性、断熱性を向上させる役割があります。また、仕上げ材の張り替えが容易であるため、リフォームや改装の際にも重要な工程です。

壁装工

壁装工は、建物の内装において、壁の仕上げを行う専門職です。壁装工は、ボード張り工が施工したボードに対して、さまざまな壁材を取り付けます。壁材には、壁紙、塗装、タイル、珪藻土、木製パネルなど、さまざまな種類があります。壁装工は、空間の用途やデザインコンセプト、耐久性、コストなどを考慮し、適切な壁材を選定し施工します。また、壁装工は、仕上げのクオリティや美観に配慮し、綺麗な仕上がりを実現することが求められます。

これらの職種は、それぞれ専門的な技術や知識が求められるため、内装業の中でも重要な役割を担っています。また、それぞれの職種が連携し、効率的かつクオリティの高い内装工事が実現されることが求められます。

内装業の市場規模と今後

内装業の市場規模は、新築やリフォーム、オフィスや店舗の内装工事など、さまざまな分野において需要があります。また、人々のライフスタイルや働き方の変化、デザインのトレンドや技術革新に伴い、常に新たなニーズが生まれています。

近年、環境に配慮した内装材の需要が増えており、エコフレンドリーな製品やサステナブルなデザインが重視される傾向にあります。また、高齢化社会の進展や働き方改革に伴い、バリアフリー設計やウェルネスに配慮したオフィス環境の整備が求められるケースも増えています。

さらに、デジタル技術の発展により、VRやARを活用した内装デザインの提案や、IoT技術を用いたスマートホームの実現など、新たなビジネスチャンスも広がっています。

これらの要因から、内装業の市場規模は今後も拡大が見込まれており、将来性は非常に高いと言えます。技術や知識の習得、適応力が求められる業界ですが、それだけにチャンスも多く、やりがいのある職種となっています。

内装業で成功するための分野や専門性

ニッチ市場の開拓

他と差別化を図るために、特定のニーズに対応したサービスや独自のデザインスタイルを提供することが有効です。例えば、エコフレンドリーな内装材を扱う、高齢者向けのバリアフリー設計に特化するなど、特定のターゲットに焦点を当てることで競合優位性を築くことができます。

技術力の向上

新しい技術や材料に精通し、施工技術やデザイン力を向上させることで、顧客満足度を高め、リピートや口コミによる新規顧客を獲得することができます。また、効率的な工程管理やコスト削減も競争力を高める要素となります。

デザイン力とトレンドのキャッチアップ

デザインのトレンドや顧客の好みは移り変わりが早いため、最新のデザイン情報やトレンドを常に把握し、それらを取り入れた提案ができるようにすることが求められます。また、クライアントとコミュニケーションを密に行い、その要望やニーズに応える柔軟性も重要です。

マーケティングとブランディング

自社のサービスや強みを効果的にアピールするために、マーケティング戦略やブランディングに取り組むことが不可欠です。SNSやウェブサイトを活用し、ポートフォリオや施工事例を公開することで、信頼性や認知度を高めることができます。

これらの分野や専門性を磨くことで、内装業としての競争力を高め、成功へとつなげることが可能です。

内装業になるための資格と取得方法

内装業になるにあたって、特別な学歴や資格は必要とされません。一般的には、内装工事会社に入職して見習いから始め、徐々に専門的な仕事を習得していきます。また、職業訓練校で内装仕上工としての基礎を学び、その後入職することで技能習得をする方法もあります。

厚生労働省の技能検定の「内装仕上げ施工技能士」や「表装技能士」の資格を取得することで、技術の証明となり仕事の幅が広がります。これらの資格を取得することで、内装業としての信頼性が向上し、将来的に独立することも可能です。

内装業は基本的に肉体労働であり、体力が求められます。また、仕上げの美しさに関係する仕事であるため、美的感覚や空間判断力も大切です。現在、トータルインテリアの提案や施工が求められているため、様々なライフスタイルに対応できるスキルや知識を身につけることが重要です。

以下に、それぞれの資格の取得方法について説明します。

内装仕上げ施工技能士

内装仕上げ施工技能士は、床、壁、天井などの内装仕上げ工事に関する技術力を認定する資格です。この資格の取得には、以下のステップを踏みます。

  1. 技能検定の受験資格を満たす:一定期間の実務経験が必要です。具体的な期間は、技能検定の級によって異なります。1級は7年以上の実務経験、または2級合格後2年以上、3級合格後4年以上の実務経験、2級は2年以上の実務経験、または3級合格者が必要になり、3級は実務経験がなくても受験可能です。

  2. 技能検定試験に申し込む:技能検定の実施機関である日本能率協会や地域の職業訓練校などで試験が実施されます。試験の日程や場所については、各機関のウェブサイトや案内で確認できます。

  3. 技能検定試験を受験する:試験は、筆記試験と実技試験の2部構成です。筆記試験では、内装仕上げ工事に関する知識が問われます。実技試験では、選択作業の実際の施工を模した課題に取り組み、技能力が評価されます。

  4. 合格証明書を受け取る:試験に合格すると、技能検定合格証明書が交付されます。これにより、内装仕上げ施工技能士の資格が認定されます。

選択作業ごとに技能検定の級が分かれています。以下をご確認ください。

技能検定職種

選択作業

等級区分

対象とする技能の内容

1級

2級

3級

内装仕上げ施工

プラスチック系床仕上げ工事作業

内装仕上げ工事の施工に必要な技能

カーペット系床仕上げ工事作業

木質系床仕上げ工事作業

鋼製下地工事作業

ボード仕上げ工事作業

カーテン工事作業

化粧フィルム工事作業

出典元:技能検定職種及び等級区分 (都道府県知事の実施する職種)

参考:内装仕上げ施工技能検定試験の試験科目及びその範囲並びにその細(PDF)

表装技能士

表装技能士は、絵や書などを裂(布)・紙などを糊を使い仕上げる作業に関する技術力を認定する資格です。この資格の取得には、内装仕上げ施工技能士と同様のステップを踏みます。

  1. 技能検定の受験資格を満たす:1級は7年以上の実務経験、または2級合格後2年以上、2級は2年以上の実務経験が必要になります。

  2. 技能検定試験に申し込む

  3. 技能検定試験を受験する:表装技能士の試験も、筆記試験と実技試験の2部構成です。筆記試験では、表装工事に関する知識が問われます。実技試験では、選択作業の実際の施工を模した課題に取り組み、技能力が評価されます。

  4. 合格証明書を受け取る:試験に合格すると、技能検定合格証明書が交付されます。これにより、表装技能士の資格が認定されます。

選択作業ごとに技能検定の級が分かれています。以下をご確認ください。

技能検定職種

選択作業

等級区分

対象とする技能の内容

1級

2級

3級

表装

表具作業

表具品の製作及び壁装に必要な技能

壁装作業

出典元:技能検定職種及び等級区分 (都道府県知事の実施する職種)

参考:表装技能検定試験の試験科目及びその範囲並びにその細(PDF)

これらの資格は、内装業での技術力を証明するだけでなく、スキルアップやキャリアアップにも役立ちます。また、資格取得を通じて、業界の最新情報や技術トレンドに触れることができ、仕事の幅を広げることが可能です。資格取得に向けて、まずは試験の受験資格や試験内容について調べ、計画的に準備を進めていくことが大切です。

内装業のキャリアパスとスキルアップ方法

内装業のキャリアパスとスキルアップ方法は多岐にわたりますが、以下に代表的なものを紹介します。

経験を積む

内装業では、経験を積むことが重要です。入門レベルの仕事から始めて、徐々に難易度の高い仕事に取り組むことで、技術力を向上させることができます。また、経験を通じて、さまざまな現場や状況に対応できる柔軟性も身につけることができます。

資格取得

前述の「内装仕上げ施工技能士」や「表装技能士」などの資格を取得することで、技術力を証明し、仕事の幅を広げることができます。また、資格取得によって、業界の最新情報や技術トレンドに触れることができます。

専門分野の開拓

内装業の中でも、特定の分野や技術に特化してスキルアップを図ることができます。例えば、照明デザインや音響設計などの専門性を高めることで、その分野で需要の高いプロフェッショナルとして活躍することが可能です。

独立・開業

内装業の経験と技術を活かして、独立・開業することも一つのキャリアパスです。自分のビジョンやアイデアを形にし、クライアントのニーズに応えるオリジナルなプロジェクトを手がけることができます。ただし、開業には経営や営業など、技術以外のスキルも必要です。

指導・教育

内装業のベテランとして、後進の指導や教育に携わることもキャリアパスの一つです。職業訓練校や専門学校で講師として働くことで、自身の経験や技術を次世代に伝えることができます。

内装業のキャリアパスは多様であり、自分の興味や目標に応じて選択肢を広げることができます。経験を積み、スキルアップを図りながら、自分に合ったキャリアパスを見つけていくことが大切です。

まとめ

この記事では、内装業についての基本情報や市場規模、将来性を解説しました。また、内装業における職種と仕事内容、資格取得方法、キャリアパスやスキルアップ方法についても紹介しました。

内装業は、建物の室内を快適な居住空間に仕上げる仕事であり、多様な職種が存在します。市場規模や将来性も明るく、様々な分野や専門性を追求することで成功を収めることが可能です。

資格取得やキャリアアップのためのスキルアップ方法も多岐にわたり、自分に合ったキャリアパスを見つけることが大切です。今回紹介した情報を参考に、内装業での成功を目指しましょう。

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